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Yahoo今週のオススメで紹介されました

宗谷・稚内 アイヌ語地名さんぽ

稚内

近頃随分と稚内に行っていない・・・・こんな恐ろしき現実に耐えられず4年(一説には4月)ぶりに稚内へお盆休みを利用して行ってきました。(^0^)

今回はそんな私の旅(8月16日)をアイヌ語地名や風景を交えながら紹介したいと思います。この日「ネイチャーラブ最北 事務局」の花柄クジラさん並びにご友人の粗忽鷲さんに大変お世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

抜海

4月に閉校した抜海小中学校をバックに

8月16日朝目覚めると、そこは私の好きな抜海村、珍しく夜半は雨でしたが朝はなんとか雨も上がっていたので海岸を散歩、それにしても昨日の留萌は30度以上だったのに今朝は16度ほど急に秋の訪れた宗谷でした。

抜海

抜海の浜辺、天気は悪いですがノシャップの方を見ていると何となく帰ってきたような落ち着く風景です。余所者なんですが(^^;;

抜海

僕の好きな昆布干し場、また昆布が干してあって子供たちが遊んでいる風景を見たいな〜♪

抜海

抜海小中学校やや北を流れるニシュコウシュナイ川、アイヌ語のニシュコウシュナイ=ネコ・ウ・ナイ(胡桃・ある・沢)からきた地名です。

抜海

抜海岩

こちらが、指定史跡でもある抜海岩、アイヌ語のバッカイペ=ポ・カィ・ペ(子供・背負う・もの)からきており抜海の地名の語源です。手前のはまなすも立派な実に(^^よしよし♪

天北線

天北線 宇遠内駅跡

宿で朝食をとった後、花柄クジラさんと会う13時まで時間があるのでサイクリングを楽しみました。まずは、旧天北線の路盤を利用した天北通り、おそらくは手前側の秋桜の有る付近に板張りだけの宇遠内仮乗降場がありました。今は跨線橋もなくなり当時の面影はこの道路に生まれ変わった天北通りのみ。

天北線

宇遠内駅名標(仮想)

今もあったらたぶんこんなかんじだったんでしょうね。見た記憶はうっすら残っていますが

ウエンナイ

ウエンナイ川

こちらがその宇遠内の語源になったウエンナイ川、アイヌ語でウェンナイ=ウェン・ナイ(悪い・沢)を意味します。恐らくは渡りずらい、魚がいない、飲めないなどの理由でウェンが使われています。こちらのはまなすはまだ元気!!

声問岬

のんびり素敵なウエンノツ(声問岬)

声問岬

ウエンノツからノシャップ・市内方面

ウエンナイからノシャップに向かう予定だったのですが目先に見える声問岬の誘惑に負け、声問岬に行ってみました。そこには宗谷岬やノシャップ岬のようにとっても優しい岬がありました。付近の昔ながらの集落も含めとっても気に入りました。のんびりするにはお薦めですよ♪

そんな声問岬のアイヌ語名はウエンノッ=ウェン・ノッ(悪い・岬)を意味します。ん〜〜いい岬なんだけどな〜(^^;たぶん航海上の難所だったのかもしれませんね。

声問

草生して今は過去の記憶のみ、これもまたこれでいいのか天北線声問駅跡

天北線

天北線 線路の跡に花が咲く

天北線

天北線路盤跡より声問川を望む

岬に満足して次に声問駅跡を見たあと、天北線跡をしばし散歩・・花の向こうに奇麗な声問川が見えました。ちなみに声問はアイヌ語のコイトイェ=コイ・トイェ(波・崩す)からで波のため海岸の砂浜が切り崩される地名に使われます。案外海岸部に見受けられる地名です。

稚内

シュプントー(大沼)より利尻

声問をぶらぶらしているうちに宗谷では貪欲になる体質のため(^^;近くのシュプントーまで足をのばしました。白鳥もいないためか静でなんといつのまにか利尻の山頂が見え感動♪♪♪♪

よぉ〜〜〜し(^^♪ やっぱりリイシリは美しき山♪

ちなみに現在の大沼、シュプントーはシュプン・トー(うぐい・沼)から来た地名です。

稚内

リイシリの頂き見れば云うことなし、旅はもちろん大成功!

稚内

弁天2号チャシ跡

あちゃ〜〜、大沼や声問岬でのんびりしすぎたため時間がない(^^;急遽急ぎ足で市内へ、利尻は良く見えてるけど時間も無いし国道入れて写真撮っても仕方ないしな〜〜!

時間がないといいつつもまずは、寄り道その1が港3丁目にある弁天2号チャシ跡、アイヌ語でチャシコツ=チャシ・コツ(砦・跡)と呼ばれた地名です。チャシはアイヌの砦や見張り台、祭場などに利用された場所です。

稚内

中央5丁目に現存のヤムワッカナイ

次の寄り道ポイントが稚内の語源になったヤムワッカナイの沢です。アイヌ語のヤムワッカナイ=ヤ・ワッカ・ナイ(冷たい・飲み水・沢)からきています。

確かに触ると冷たい・・・ここでチャレンジャーなら飲んで「うわ〜冷たか〜、うまかばい」なんてコメントできるといいのですが、お腹が家族一弱い体質だし、自転車途中でピッピコピーなんてなったら恐ろしすぎるので断念しました(笑)

ノシャップ岬

こちらはノシャップ岬灯台

時間がないので通過ポイントになったノシャップ岬、アイヌ語のノシャップ=ノッ・サム(岬の・傍ら)岬自体はノツエト=ノツ・エト(岬・鼻)というわけで本来は岬の先端部分はこちらの地名だったと推定されます。時計はもう12時・・・やばい・・あと1時間

折角お会いに来てくださる花柄クジラさんに遅刻など人間失格につながるので、ここからかなりスピードアップをはかるのでした(笑) 

ちぇすと〜〜〜!って薩摩隼人ではありませんが気合いだけは(笑)

稚内

礼文島をバックに

ん〜なかなか楽しいキャラがお出迎え(^^ ゆっくり走ろう! 大丈夫、所詮自転車スピードは出ません(^^;;

稚内

こちらはウロンナイの沢というか滝

次の通過ポイント:ウロンナイ、昔は滝ではなかったと思われるが、今は斜面が崩れ立派な滝上のウロンナイ=ウロ・ナイ(ウロ草?・沢)正確な意味が不明な地名です。

稚内

あれ?草が繁茂して隠れたマタルナイの沢

稚内

ちなみに4月はこんなもんでごんした。(^ー^)

次の通過ポイント:マタルナイ、春は雪もあったけどしっかり見えていたのに夏は草で見えないマタルナイです。マタルナイ=マタ・ル・ナイ(冬・道・沢)から来た地名で、草のない冬場はここよりトベンナイ方面へでる近道として利用されていたようです。

稚内

坂の下付近の葦沼、アイヌ語ならルエランサルトー

抜海

抜海原生花園を流れるクトネベツ川

次の通過ポイント:クトネベツ、ここまでくれば抜海も目と鼻の先、残り30分ほど、どうやら遅刻せずに済みそう(^^♪ クトネベツ=クッタル・ペッ(オオイタドリ・沢?)ちょっとこちらも考察の要有り地名です。

抜海

抜海の集落も目の前、利尻も殆ど見えていと美し♪

よく考えると、天気予報は曇り雨からここまで回復したので本当にラッキーでした。12時43分抜海到着、我ながらノシャップからはハイペースで爆走しました。(笑)

抜海

北海道らしい牧歌的な抜海村クトネベツ地区

抜海で花柄クジラさんと出会い、お車に乗せて頂き第2次宗谷紀行が始まります(^^♪なんと目的地は猿払村、これは楽しみです♪

抜海

国道40号線に沿うサラキトマナイ川

猿払へ向かう途中、早速アイヌ語地名好きな私の為にサラキトマナイ川で停車してもらいました。アイヌ語のサラキトマナイ=サキ・ト・オマ・ナイ(葦・沼・ある・沢)から来た地名です。今は更喜苫内小学校もなくなり過疎化も進んでいますが宗谷バスが1日1.5往復走っています。

宗谷丘陵

ぽこんと可愛く優しい山容の丸山(モイマ山)

いつのまにかワープして宗谷丘陵に、周氷河期地形がとっても素敵です。そのなかにぽこんとあるモイマ山はアイヌ語のモイワ=モ・イワ(小さい・山)が転訛した地名です。

宗谷丘陵

周氷河期地形(北海道遺産)

宗谷丘陵

周氷河期地形その2、このへんの黒牛君は美味しいそうです。食いたい・・・

猿払

どちらも大好きなシネシンコと鬼志別

猿払へ向かう途中に私の好きな地名のシネシンコがあります。最初はいったい何だろうと非常に気になっていましたがシネシンコ=シネ・シュンク(1本の・蝦夷松)の転訛した地名です。村営バスのバス停に知来別シネシンコと浜鬼シネシンコのバス停があります。ん〜かっこいい!本州にはありえない地名です。

猿払

猿払原野

猿払

猿払の盛は少し過ぎたれど、心で見れば、はまなす満開!

何もないといえばそれまでですが、僕にとってはこんな所こそ大好きな場所です。永久凍土やツンドラをイメージさせる景観がとっても素敵な猿払です。ちなみに猿払はアイヌ語の=サル・(葦原・川口)から来た地名です。

猿払

花の盛りは過ぎていますがナデシコが風に揺られていました。

猿払

目の前はオホーツク海

猿払

朽ちた木造舟が自然のオブジェのようでとても素敵な花園です。

猿払

波高き猿払海岸、遠くには神居岬がみえています。

波高ければ風強く、とっても寒い猿払でした。本州に持っていったらきっと感謝されたでしょう。一応持って来ていた雨合羽が大活躍。

猿払

浅茅野原野、ん〜北方的景観

猿払

浅茅野原野 その2

猿払原野で粗忽鷲さんとも合流し、とっても寒い中、花柄さんにコケモモアイスをご馳走して頂き楽しいひと時を過ごしました(^0^)、今更ながらアイスの写真が無いことを後悔(^^;;アイスを食べた後、粗忽鷲さんとお別れし稚内への帰途につきました。帰りに粗忽鷲さんから頂いた枝幸銘菓「幸枝娘」を食べました。美味しくいっぱい食べちゃいました。「愛してるよ〜幸枝って違うか・笑」

宗谷

時前川付近からみたモイマ山

利尻・ピンネシリにならび僕にとっても宗谷三名山の一つモイマ山、上の丸山とは別のモイマ山です。時前ですがアイヌ語のトゥキマイ=トゥキ・オマ・イ(酒椀・ある・ところ)からでこのモイマ山が酒椀をひっくリ返したような形に見えることから名付けられたようです。

宗谷

目梨川から見たモイマ山

同じ山でも場所が違えば形も変わる、目梨川から見たモイマ山はピラミッドのようで周囲の湿地の風景といい宗谷丘陵国定公園にしてあげたくなる素晴らしい景観です。

宗谷

宗谷岬近くの小さな滝

帰りに可愛らしい滝で途中停車、位置的にはアイヌ語のオサウシ付近になります。オサウシ=オ・サ・ウシ・ィ(川尻が・浜側に・ある・ところ)またはオ・ショー・ウシ・ィ(川尻に・滝・ある・ところ)を意味します。地形を考えると後者の方が可能性が高いと推定されます。

宗谷

ピリカタイチャシ跡(第一清浜)

最後に宗谷岬にも寄らなかったのに第一清浜にあるピリカタイチャシ跡によって頂きました。アイヌ語のピリカタイ=ピカ・タイ(美しい・森)からきた美しい地名です。今回はこの美しいアイヌ語地名でしめにしたいと思います。

尚、続きの2007年8月17日の旅は下記画像をクリックしてください。

抜海

切符

今回も旅にはいつものこの「抜海道・東日本パス」を利用しました。○がなくても、気持ちさえあれば宗谷にも行けるし楽しい旅があなたを待っているかも!

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