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利尻島アイヌ語地名さんぽA(鬼脇〜沓形)

利尻

沼浦展望台から見たリイシリ、手前はオタトマリ沼。

随分と放置状態でしたが(^^;;・・・実に2年、月日の流れはいと速きかな♪

今回は2005年夏に利尻島を自転車にて1周した際に見た利尻島のアイヌ語地名の第2回目:鬼脇から沓形までを紹介したいと思います。

初めに稚内から利尻(鴛泊港)までの航路ですが東日本海フェリーで運航しています。航路の距離52キロと島一周とほぼ同じ距離です。約1時間40分の船旅です。時刻等の詳しくは下記のページを御覧下さい。

鬼脇集落を出発し、ちょっとした坂道を登ります。でも2年が経ち記憶が恥ずかしながら適当になってきました(^^;;

利尻

廃屋美しき、金崎のアイヌ語地名はヌカントマリ、先端部分はモトチネシララ

緑の中をしばし走り海が開けてくると、金崎地区が見えます。手前側の浜をヌカントマリ=ヌカ・アン・トマリ(野原・ある・泊地)またはヌ・カ・ア・トマリ(豊漁・岸・ある・泊地)なんて考えられますがはっきりとは分りません。

先端部分のモトチネシララはシララ部分は平磯を指しますがモトチ部分はじっくり考えたいと思います。そう言えば、礼文島にもモトチ(元地)と言う場所がありますね。

利尻

砂浜ある美しきオタトマリ(沼浦展望台より)

金崎を過ぎて少し走れば私の好きなオタトマリ沼、ここからの利尻は美しい、ただ沼自体は昔の地名に出てこないのでたぶんトー(沼)と単に呼んでいたと思われます。

せっかくなので沼の手前の沼浦展望台でしばし休憩、一番上の写真やオタトマリの風景を30分ほどのんびり楽しみました♪これで鴛泊からの疲れも消えました。オタトマリ=オタ・トマリ(砂浜・泊地)で写真をみても砂浜が現在もあるので語源がよくわかるアイヌ語地名です。

利尻

メヌゥショロ沼と小さな南浜湿原

オタトマリ沼(沼浦地区)を少し走れば、こちらも私のお気に入りの可愛い湿原南浜湿原に到着します、昔はメヌゥショロ=メ・ウ・オロ(泉池・ある・ところ)からきた地名と思われます。

利尻

利尻前衛にある仙法師ポン山(中央左)メヌゥショロポン山(右手前)

オタトマリ沼からみれば小さいですが人もなく静かないいメヌゥショロ(南浜)湿原です。メヌゥショロ沼から見ると利尻(親山)から見れば子供に当たる仙法師ポン山・メヌゥショロポン山が見えます。

どちらも比較的新しい時代の地名ですが、地名にポン(子供)を使った似つかわしい山名になっています。特に仙法師ポン山はポン山群の中でも秀逸です♪

写真は撮っていなかったんですが、メヌゥショロ沼反対の海岸沿いにはチカエワキ=チカップ・エワキ(鳥・棲んでいるところ)と言う地名がありました。

利尻

 宗谷バス 野中(ノチュウ)バス停と廃屋

南浜を出発し、しばらく走ると次の集落:ノチュウ(野中)に着きます。ノチュウ=(星)またはノツ・エトゥ(顎・岬)と考えられます。もし星だとすればなんだか浪漫を感じる地名です♪漢字からイメージすると平凡極まりないですが(^^;;

利尻

御崎(みさき)方面(ポロチシトマリ)

野中より次の御崎を目指します。すぐお隣で海岸沿いの美しい集落が印象的です。写真中央部の立岩あたりが恐らくアイヌ語地名のポロチシトマリ=ポロ・チ・トマリ(大きい・立岩・泊地)その奥にポンチシトマリ=ポン・チ・トマリ(小さい。立岩・泊地)がありました。

利尻

仙法師御崎(せんぽうしみさき)公園より仙法師方面

御崎の先端部分は自然公園になっており、岩場の中を泳ぐアザラシちゃんを楽しむことができます。お土産屋さんや観光バスも来ますが結構楽しめる場所です。

公園のある場所は以前、山中(やまなか)という字名だったのですが、山中では全く無いためアイヌ語のヤムワッカ=ヤ・ワッカ(冷たい・飲み水)に由来するとも言われています。また写真右側手前をチカプセウシ=チカップ・セ・ウ・ィ(鳥・巣・ある・処)と呼んでいた場所です。

利尻

宗谷バス仙法師支所バス停

仙法師ですがアイヌ語のチェプポウシ=チェプ・ポ・ウ(魚・子供・群在する・処)からきた地名で現在の本町部分にあった地名です。(写真よりちょい先ですが)小魚多かったんでしょうね。

利尻

宗谷バス政泊(まさんとまり)バス停と昔ながらの木造家屋が美しい集落

仙法師の集落が終わると家並みは途切れずそのまま政泊の集落になります。マサントマリ=マサル・ウン・トマリ(浜の草原・ある・泊地)またはマタ・トマリ(冬の・泊地)が考えられますがはっきり分りません。

利尻

宗谷バス神磯バス停、お空がとっても奇麗

神磯もアイヌ語系の地名と思い写真に取っていましたが全く関係ありませんでした(笑)、ここからは、とにかく一生懸命自転車をこいで沓形を目指したのであまり写真がありません。途中に寝熊の岩などもあるのですが、昔見たのでさら〜〜っと流しました。

でも途中にあった麗峰湧水は思わず美味しくてがぶ飲みついでに頭からかぶりました。あ〜〜爽快ってやつです。こりゃ生き返る〜〜♪(^^

利尻

     宗谷バス蘭泊(らんどまり)バス停

随分走り、坂を下って蘭泊に到着、樺太にもそういえばある地名です。アイヌ語のルラントマリ=ル・ラン・トマリ(道・下る・泊地)からきています。以前は瑠蘭泊の当て字が使われ、今もルラントマリと呼ぶ住民もいらっしゃるそうです。できれば、略さず残して欲しい地名です。

利尻

          宗谷バス第二神居バス停

蘭泊集落を抜けると次に神居(カムイ)集落に入ります、こちらも元は字名カムイヌカ(神居糠)と呼ばれ@にも出てくるカムイヌカ=カムイ・ヌカ(神・形象)からきた地名と思われます。寝熊の岩がここにあればそのままなのですが場所が全く違うため、何を指したのかが分りません。

今度、海岸線に該当するものがないか探してみたいと思います。(^^

利尻

写真中央鉄塔後付近が亦稚(マタワッカ)現泉町

カムイヌカの集落を出るともう沓形も目の前になります、沓形岬に入る手前にある泉町ですが以前はマタワッカ=マタ・ワッカ(冬・飲み水)と呼ばれ、冬も凍らずに利用できる飲料水があったため名付けられた地名です。

それにちなんで泉町になったのかも知れませんが、亦稚がいいな〜♪泉町は僕の実家だけで充分です(^^;;

利尻

のんびり出来て最高の沓形岬

流石にお昼になり、朝から食ってなかったのでお腹がすき沓形岬で昼ご飯、超ロイヤルスーパーうに丼食べました。なんていいたいのですが、セイコーマートの唐揚げ弁当でしたよ(笑)、景色がいいので美味しかったです。鴛泊から約40k走ったのであとはゆっくりのんびりでした。

(実は鴛泊から向かい風で自転車が進まなくなったとか・笑)

沓形ですが、アイヌ語のカンタ=ク・カ・ウン・タ(崖・上に・ある・?)になります。タの部分はタイ(森)タク(玉石)などが略された形かもしれませんがはっきりわかりません。

利尻

弁当食べてたら礼文行きの船が〜♪いいな〜渡りたい。(^−^)

ようやく第2回目が終了しました(^^;次は3回目で沓形より鴛泊までを予定しております、遅くとも2010年には完成するでしょう(爆) 第1回目は下記画像をクリックしてください。

利尻

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