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稚内・声問アイヌ語地名さんぽ

稚内

最北稚内にマシュポポイあり♪というほど有名どころか全く無名の増幌(ますほろ)地区があります。稚内でも有数の酪農地帯で観光客などまずいませんが、そこには素晴らしい風景があり、有名人からは稚内の奥座敷とも呼ばれています(大うそ)、そんな増幌が好きなC級観光客のサルルは市内で自転車をお借りし増幌をめざしました。

この話、実は2008年8月16日まで遡ります(笑)、要するに何となくさぼってました(^^;;天気が悪い、これでは礼文に渡っても仕方がない。。。ただそんな単純な理由で私は増幌探検隊となり自転車でプラプラした際の記録1回目は増幌より手前の声問地区です。

抜海

朝焼けの抜海地区

8月16日、朝目覚めると、天気は曇ってます。ん〜こりゃ島に行っても無駄だな〜。残された道は増幌探検隊のみ。性格上天気でころころ行き先をカエル優柔不断な私らしい決断。まぁ〜利尻が見えないし青空が無いときは仕方が無いです。

朝。5:30分抜海駅で市内在住のくもゆにさんと待ち合わせし市内へ。ついた場所は市内の元稚内機関区のあった場所あたり。。

稚内

まぁ〜以前の稚内駅があった場所の近くです。昔はこの近くに可愛い扇形機関庫があってよかったんですが、今は何も無くなりちと寂しい状態です。始発の名寄行き列車が南稚内へ向って行きました。

稚内

私は列車よりすぐ向かいにあるこちらの銭湯が気になり、じっくり見てました(笑)別に女湯が見えるわけではありませんよ(笑)、市内の銭湯「旭湯」さんです。昔ながらの瀟洒な建物が気にいってます。お風呂沸かしてるのか煙がモクモクよき雰囲気でございました。ただこの銭湯、今はなく建物も2010年春に取り壊しになり、ちょっこし貴重な写真になりました。

稚内

次に新しくなった稚内フェリーターミナルへ、天気がよければそのまま島に渡る予定でしたが(^^;;、ターミナルは確かに素晴らしいけど、、ちょっと身の丈にあってないような。。。いらぬ心配をするほど奇麗であり、それでいて一度2階へ登ってまた船に乗船の際に1階にに下りるという。。。なんとも阿呆くさく面白き代物です(笑)

まぁ途中で予算が足りなくなったのが原因のようですが。。ここが稚内のよさかもしれません(笑)

ここで息子にお土産に、?万円のペーパークラフトを購入。安い割りに結構良い商品でお勧めです。なんと言ってもバックの利尻が最高です。
(写真は息子の製作品:本当の商品はサイプリア宗谷ですが、なぜか巡視船れぶんを飾ってます)

稚内

シュプントー(声問大沼)右部分

市内で自転車をお借りし、増幌探検隊(隊員1名)無事出発♪、天気は怪しい雰囲気ですが雨が降らないことを祈りミルクロードを走ります。しばらく走ると右側に大沼:アイヌ語でシュプントー=シュプン・トー(うぐい・沼)を見ることが出来ます。別名コイトイトー=コイトイ・トー(声問・沼)又は単にトー(沼)、他にもホニ(腹)とも呼ばれたようで同じ沼にこれほど別名のあるアイヌ語地名は非常に珍しく、昔はきっとアイヌの大きめのコタンが存在し大沼を生活圏として暮らしていたと思われます。

稚内

シュプントー(声問大沼)中央部分

このシュプントー周りの湿原も素晴らしく、サロベツにも負けない景観と思うのですが観光客も春にせいぜい白鳥を見るぐらいで無名な場所です。観光ガイドにも載ってないのですが、ミルクロードからはハイキングロードが整備され、沼や湿原を近くで見ることが出来ます。観光ガイドにでも載せてればもっと有名になるんですがね。。。天気が悪いのでいまいちですが青空だったらとても奇麗でいい場所ですよ。

稚内

シュプントー(声問大沼)左部分

手前や周囲も湿原っぽくて、道東に似た雰囲気でもあるシュプントーです。左端付近には写真では分かりづらいですが声問川への水門や白鳥観察の小屋があります。実はこの小屋の場所に戦時中、大沼海軍水上機基地が設置され、大湊海軍航空隊稚内派遣隊が進出し、零式水上偵察機が宗谷海峡の哨戒にあたり基地跡になっていたのですが小屋の為消え去りました。。。。白鳥おじさんが別の場所で餌付けしてくれれば。。。なんてナンセンスですが。。。ねぇ。。

ちなみにその水門のある場所がアイヌ語地名のクッチャロ(沼口)又はトーパロ=トー・パロ(沼・口)に該当します。

稚内

シュプントー(声問大沼)右部分

このシュプントーの周りにも沼に入り込む川には、それぞれアイヌ語地名があったようです。写真右側の湿原に浄水場へ水を送るポンプ場がありますがあの辺りはアイヌ語地名のリヤウシ=リヤ・ウ(越年・いつも〜する)又はリヤウシナイ=リヤ・ウシ・ナイ(越年・いつも〜する・沢)に該当する場所になります。アイヌの人たちにとって越年できる環境だった場所です。

それにしても、なぜシュプントーでは行けないのでしょうか?大沼よりよっぽどいいと思いますが。。。大沼といえば道内の人は普通、函館近くの大沼国定公園を思い浮かべます。こんな平凡な名前よりアイヌ語地名の方がよっぽど素晴らしいと思いますが残念な話です。

稚内

ミルクロードより稚内

この辺にきて、残念ながらとうとう雨がざ〜さぁ〜降り、しばし小休止。。。。昔はここから天北線も見えたはずですが今は勿論線路跡すらわかりずらいです。

稚内

大沼近くにあるユックトー(小沼)跡

ミルクロードの終点大沼手前の宗谷ふれあい公園近くに到着、ここには昭和30年代までユックトー(声問小沼)があった場所ですが残念ながら埋め立てられています。特に埋める必要性は感じないのですが。。。。。

ユックトー=イ・ウ・トー(それ・採る・沼)を意味するアイヌ語地名でイ部分のそれは菱の実を意味します。アイヌの人たちが菱の実を採る沼だったんでしょうね。。

声問

天北線跡(声問局前バス停付近)

天気も運良く回復してきました♪、声問の天北線跡にを通り過ぎます。場所的には天北線の声問駅から宇遠内方面に川を渡ってすぐの場所の神社付近です。アイヌ語地名のコエトイ=コイ・トイェ(波・崩す)ですが元々は海岸近くの低い場所の小さな地名だったようですが時代とともに出世して大きな地域を表す地名になったようです。元々はこの辺りはアイヌ語地名のクシヤフ=クチャ・プト(狩小屋・川口)と呼ばれていたようです。昔の文献を見ても、抜海・ノシャップ・宗谷と並ぶほど大きな地名です。アイヌ語地名のコイトイは道内の海岸線各所に割と見られる地名です。恋問なんて洒落た当て字の地名もあります。

稚内

声問岬

声問の集落から声問岬になってきました。稚内には抜海岬・ノシャップ岬・宗谷岬、そしてこの声問岬の4つがありますがその中で一番無名なこの声問岬が個人的には一番大好きです。ここに来る観光客は殆どいませんが昔のままの形を残した岬は残念ながら稚内ではこの声問岬だけです。

静かですが、天気がよければずっといても飽きないような素敵な岬ですよ♪

稚内

声問岬

さっきまでの雨が嘘のように急に青空が見えました。青空は気持ちがいいですね♪

利尻

声問村字ウエンノチ

声問岬はアイヌ語でウエンノッ=ウエン・ノッ(悪い・岬)から来ています。恐らく航行の難所だったためにこういう岬の地名になったんだと思います。だって本当にいい岬ですからね。のんびりするには。。。

最近までここら付近の住所も声問村字ウエンノチだったのですが、住所改名で消滅しました(涙)、なぜ昔ながらのウエンノチでいけないのでしょうか。昔のアイヌ語地名を大事にしない行政のやり方には腹が断ちます。ロシア語の表記よりまず、昔からある地名を大事にするのが故郷の役目ではないでしょうか。。。

稚内

ウエンノッ

天気がよければ、宗谷岬に立ち寄る前によってみませんか。損はしないと思います。

稚内

声問岬付近も昔の風景が残っています。

青空も素敵だし、ここでもっとゆっくりしたいんですが、遠くには怪しい雲も見えるので、増幌探検隊(団員1名)は子供用のチャリで増幌を目指します。途中、覆面パトに出会うも呼び止められるほどのスピードも出せず(笑)、コキコキ前へ進みました。つづく。。。

稚内 増幌アイヌ語地名さんぽ

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