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日高本線 アイヌ語地名さんぽ1 (2007年元旦)

日高本線

このコーナでは2007年元旦に日高本線に乗車した際の静内までの区間を紀行風にアイヌ語地名も併せながら紹介したいと思います。余り期待せずに見ていただくと嬉しいです。ちなみに日高本線は海あり山あり牧場有りの車窓の美しいおすすめのローカル線です。(^^

急行はまなす

出発は青森発の急行はまなす(22:45発)自由席、いつも利用してますが流石に大晦日だけに楽に座れました。苫小牧到着5:01分、この季節まだ真っ暗おまけにいつもの事ながら待合室は暖房もなく冷蔵庫状態(^^;;寒い〜〜〜ぶるぶる!、というわけでじっとしていられず駅内をウロウロ(笑)

ようやく5:50分発の日高本線静内行きに乗車、乗客は私の他おばさん1人と初老のご夫婦、元旦なのでこんなもんでしょう!それにしても車内はポカポカ(^0^)幸せにうたた寝・・・・・ぐう〜ぐうう〜!

鵡川を過ぎる頃ようやく起きると、あれ・・・乗客は私一人の貸切列車になっていました。(笑)

厚賀

厚賀を過ぎる頃からようやく明るくなってきました。初日の出に期待!

大狩部

大狩部付近で太平洋をバックに初日の出〜ん〜〜美しい(^^♪♪

大狩部駅

第一の目的場所、大狩部駅に到着、日本の超大女優ピン子さまが目立っております。

大狩部駅

ホーム側から見るとこんな感じでうしろには太平洋が雄大に広がっております。

大狩部駅

これだけ海に近いこともあり、海がしける時や災害でバス代行になるときが結構あります。(^^;おおかりべですがアイヌ語のオ・カ・ペッ(川尻・回っている・川)または、オプンカシペ=オ・プンカ・ウ・ペ(川尻に・ブドウなどの蔓・ある・ところ)の説もあり、武四郎の地図や明治の地図にも記載されておらず語源はどちらかだと考えられます。いずれにせよ駅からの風景は一級品です。駅の近くに大節婦川が流れています。昔はポロセプ川(大きい・広いもの)と呼ばれていました。ちなみに広いもののものは川を指しています。

節婦駅

大狩部の次の駅は節婦駅、はっきり言って味気ない駅舎です。語源はアイヌ語の(広いところ)からです。こちらには昔ポンセプ川(小さく・広いもの)現在の節婦川が流れています。

新冠駅

7時26分:新冠駅到着、ありがとう我いとしの貸切列車(涙・・

新冠駅

新冠駅駅名標、前後もアイヌ語地名駅で素晴らしい♪

新冠は私が高校2年次にはじめてYHを使った最初の地、約20年ぶりの途中下車ん〜〜懐かしい、でも駅舎は新しい立派なものに変わっていました。新冠はアイヌ語のニカップ=ニ・カップ(木・の皮)を意味しています。

新冠駅

ちなみに昔の新冠駅舎、とっても奇麗だったんですけどね〜♪以前は高江駅と呼ばれた時代がありました。

日高線

今回の日高線の乗車目的は実は新冠の泥火山を見るためでした。物好きなのでとっても楽しみ♪泥火山へ向かう途中に新冠川を渡る苫小牧行きの列車が走っていきました。ガタンゴトン。

新冠は古くはアイヌ語でピポと呼ばれていたようです。アイヌ語で(岩・陰)を意味します。おそらく上の写真の大岩の岩陰あたりを意味した地名だったようです。現在ここは判官館と呼ばれ義経伝説が伝えられています。

判官館ですが、明治の地図を見るとチャシコツ(砦・の跡)とよばれていました。その岩陰のピポにも黒狐の伝説や河童伝説が存在したようです。

メロディー大橋

初日の出を楽しみながらメロディー大橋を渡ります。名前のとおり真中を通り過ぎるといきなり曲が流れ出します。ちょっとびっくり!お寺の住職さんと挨拶、こんな初日の出初めてだよ〜!なんて言ってましたので本当に珍しくいい天気だったようです。(^^

泥火山

新冠駅からゆっくり歩いて30分の泥火山

泥火山は粘土が地下水や温泉水とともに地表に噴出して、火山に類似した堆積地形や陥没地形を生じたもので、ここでは噴気地域に生じたものをいうようです。(国土地理院)というわけでマグマは出ないが泥を噴出する変わった(火山)です。

新冠の泥火山は北海道指定天然記念物になっています。正確には小さいのが何箇所かあるようです。昭和27年の十勝沖地震が原因のようです。

私が泥火山に興味をもったのは、樺太の馬群潭に泥火山があり樺太庁天然記念物に指定されていたからです。詳しくは馬群潭トッコカムイを御覧下さい。

それにしても日高らしいというか泥火山の場所は個人の牧場になっております。(笑)このあたり昔はアイヌ語でサラ(こぶ山・葦原)と呼ばれていました。泥火山をさしたものではありませんがこのあたりの小丘をさした地名です。

現在は高江地区と呼ばれていますが、サラがタカエサラそして高江と転訛していったようです。新冠駅の以前の駅名高江はこのサラが起源です。

高江

サラブレット銀座とも呼ばれる高江地区、公園からの風景は日高らしさたっぷりです。ちなみに公園内のトイレは自動ドア(意味なし?)の最新式でとっても奇麗です。

アイヌの聖地日高らしくこの高江にも戦でコタンが全滅し一人だけになった子供を白鳥が人間の女性となって育て夫婦になり子供を沢山産んでコタンを復活させた伝説があります。

列車

泥火山を見終えて判官館に行く途中またも列車が、お客は一人なんだか模型のようでした。

判官館

チャシコツ(砦の跡)と呼ばれた判官館、ここからの太平洋はお見事です。真下に日高本線が通っています。

新冠

判官館より新冠市街を見る。これで新冠小旅行はおしまい、駅に戻りました。駅にはレコードの湯の張り紙があり電話すれば迎えにきてくれるようです。(^^ レコードの湯はこちら

う〜〜ん時間があれば次は挑戦したいですね。駅で待っていると10分ほど前にいきなり曲が鳴り出しました。(本当かよ〜びっくり(^^;;;)

静内駅

列車は次の静内に到着、静内駅の駅名標

現在、新ひだか町と非常に微妙な地名になった静内ですが以前は下下方(しもけぼう・ケバウ川の下流)と呼ばれていました。下方はアイヌ語のピパウ(烏貝・ある)の転訛したものです。

静内自体は元は東に10キロほどの元静内にあった沢の地名でその場所に会所がありました。アイヌ語のシュトゥナイ(ブドウの沢)またはシフチナイ(大事な・おばあさんの・沢)などの説がありますがシトゥナイ(山の走り根の沢)と考えられます。

またその昔はシベチャリと呼ばれアイヌの英雄シャクシャインの本拠地で近くにはチャシ(砦跡)が数個確認されています。現在は橋の名前にシベチャリが残されています。シベチャリですがアイヌ語のシペ・イチャン(鮭の・産卵場)の転訛した地名といわれています。

静内駅

静内駅停車中の様似行きワンマン列車

札幌・小樽・千歳などにお住まいなら土曜日曜祝日OKの1日散歩切符で2040円で楽しめる日高線です。車窓は凄くいいのでおすすめですよ(^^

第1回目はここ静内で終了します。続きは下記画像をクリックしてください。

日高本線

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