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稚内市抜海村とサロベツ アイヌ語地名さんぽ

抜海村とサロベツアイヌ語地名さんぽ

2007年8月17日、今日は大好きな抜海村とのしばしの別れの日です。

この日も前日に続き「ネイチャーラブ最北 事務局」の花柄クジラさんに大変お世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。とても楽しかったです♪そんな2007年8月17日の旅をアイヌ語地名や写真を交えてご紹介します。

抜海

朝、微妙に朝焼けするノシャップ方面

朝、目覚めると必ずリイシリが見えるか浜に向かいします。今日が最終日ですが残念ながら雲隠れ(^^;ずっと蒸し暑かったみたいので利尻も夏ばて気味だったのかもしれません。

抜海

クトネベツ方面はいい感じに焼けておりました。

ばっかすさんで朝食後、花柄クジラさんにお迎え頂き、帰りの列車までサロベツ方面へ連れて行ったいただきました。(^0^)、実は夕来〜稚咲内までは初めてなのでとっても楽しみなのでした。

浜勇知

浜勇知から雲隠れ中のリイシリ

強いて残念なことを挙げれば利尻さんがお昼寝中であったこと・・・「ずずずzzzz^^〜♪」昔の地図をみるとこの浜勇知付近がユーチと呼ばれた地名でした。アイヌ語でユーチ=イ・オチ(それ・多いところ)で、地名に使われるイはアイヌにとって畏れ多いもの(蛇や熊)を指します。勇知の場合は当時から蛇が多かったようですので蛇を指した地名でしょう。

浜勇知

浜勇知のお花畑からメメナイ方面

現在こうほねの家のある浜勇知付近から北側にメメナイの集落が昭和30年代まではあったようですが現在は残念ながら海の侵食で跡も含め地図上から消失しています。アイヌ語のメメナイはメメナイ=メ・ナイ(泉池・沢)が転訛した地名とも推定できますがはっきり断定できません。

はまなす

僕の好きなはまなす・・アイヌ語でマウ

浜勇知

盆過ぎでもまだ花は奇麗でした。

え〜〜これが〜花でこれが〜の花です。なんて言いたくても分りません(笑) 実は、花柄さんにお聞きしたのですが、若者性痴呆症の私はもう忘れてしまったのでした(^^;;;

浜勇知

お〜これも奇麗♪名は??? ずばり!花です!

浜勇知

ハマヒルガオさんも1厘咲いてました。これは知ってますよ(^^

夕来

たぶんエサシオマナイ川写真中央部、ちょっと小さいですが(^^;

アイヌ語のエサシオマナイ=エ・サ・ウシ・イ・オマ・ナイ(頭が・浜側について・いる・ところ・にある・沢)と長ったらしいですが、岬にある沢といった意味になります。

夕来

夕来(ゆうくる)、昔は駅逓もありました。利尻が見えればほんにええ場所ですよ♪

僕が個人的にも好きな夕来、今は小学校も閉校し本当に小さな小さな集落です。夕来はアイヌ語のルー=ユク・ルー(鹿・路)から来た地名です。いまでもエゾシカの多い地域です。夕来駅逓には明治時代、新聞記事になった人肉事件なんて生臭いこともあったとか。お〜こわ、やっぱり食べるなら刺身かJビーフですな(^^ あっ馬も美味しいよな。馬刺し〜♪

オネトマナイ

原始の姿が残るオネトマナイ川

オネトマナイ

今回特に気に入ったオネトマナイ川、ん〜利尻と一緒に奇麗な姿を撮ってあげたい!

ああこの小さな可愛い川本当に素敵です(^p^)いいな〜♪、僕にとっては小さな大発見でした。「ただの川じゃん?」そういわれるとそうなんですが・・・違うんです(笑) 違いの分る人間だけが楽しめる世界です。(僕だけかも)

アイヌ語のオネトマナイはオネトマナイ=オンネ・トマ・ナイ(大きな・湿地・沢)またはオンネ・トマ・ナイ(大きい・エゾエンゴサクの塊茎・沢)のどちらかからきた地名と考えられますが、地形的には前者のような気がします。

ユクオマナイ

昔の天塩・北見の国境を流れるユクオマナイ川

現在は、稚内市と豊富町の境にあるアイヌ語地名のユクオマナイ川は、ユ・オマ・ナイ(鹿・いる・沢)からで、夕来も含めエゾシカが非常に多かったことから名付けられています。現在もエゾシカの多い地域です。

ワッカサクナイ

現:ワッカサクナイ川

豊富町に入り、しばらく走ると稚咲内(わかさかない・わっかさくない)地区に入ります。戦後、樺太からの引揚者が多く住んだ今では小さな漁村です。稚咲内はアイヌ語のワッカサナイ=ワッカ・サ・ナイ(飲み水・夏枯れする・沢)で夏場は水量がなく飲み水として利用できないため名付けられたと思われる地名です。

現在、この付近は川も含め牧草地化による周辺湿地の乾燥化などで当時の面影は残っていないのが残念なことです。

ワッカサクナイ

サロベツ原野にぽつんとある沿岸バス 稚咲内第2バス停(1日2往復)

サロベツ

湿原の中を雄大に流れるサロベツ川

音類(オトンルイ)橋からみるサロベツ川は、釧路湿原の釧路川のように雄大でサロベツが広大な湿原であることを認識できる素晴らしいポイントです。ここも気に入りました。

音類というとってもお洒落な地名ですが、オトンルイ=オ・ト・ウン・ル・イ(そこで・沼・〜に入る・路・ところ)またはオタ・ウン・ル・イ(砂浜・ある・路・ところ)などが考えられますが今後もっと検討したいと思います。

サロベツ

サロベツ川、利尻も一緒なら極上の景色かも

現在は国立公園名であるサロベツですが、アイヌ語のサロベツ=サ・オロ・ペッ(湿原・の中・川)意味します。文字通り雄大な湿原の中を流れる河川です。

サロベツ

サロベツ原野の中にぽつんと1本のエゾ松

これぞ、サロベツ・シネシンコ♪、なんじゃそりゃ?とお感じの意味不明な方は稚内・宗谷アイヌ語地名さんぽを見てください。謎?が説けますよ。(笑)

サロベツ

音類(浜里地区)の風車群

結構お高い、展望台から、風もあって結構怖かったりもします(^^;、ここも牧草地化する前はきっとお花畑であったことでしょう。

オンネベツ

サロベツを流れるオンネベツ川

もっともっと青空が輝いていたら、川も奇麗だろうな〜♪そんなことを思わせるオンネベツ川はアイヌ語でも良く出てくるオンネ系の地名です。オンネは大きいだけでなく、老いているとか親であるとか、通常より親しみを込めた地名です。オンネベツ=オンネ・ペッ(親である・川)から

ちなみにオンネ系の地名としては、オンネトー・温根湯・恩根内・オンネヌプリ(斜里岳)、遠音別など他にも探せば結構見当たる地名です。

オンネベツ

こちらもオンネベツ川、見れば見るほどいい川ですね。

パンケトー

静かなパンケトー(下沼)

パンケトー

主役不在で寂寥感ただようパンケトー

あ〜リイシリが見えていれば、ここも1級の景色なんですがね。心の中で雪原に浮かぶ利尻、夕焼けに浮かぶ利尻、波静かで逆さ利尻の映るパンケトーなどイメージだけは膨らむのでした。ちなみにパンケトーはパンケ・ト(川下の・沼)からきた地名です。下沼の地名もパンケトーを意訳した地名です。

パンケトー

パンケトーと白い花?

サロベツ

河川改修で直線化された下エベコロベツ川

パンケトーを楽しんだ後、ペンケトーじゃなくて原生花園を目指しました。途中の下エベコロベツ川で思わずパチリ!豊富の語源になった河川です。アイヌ語風にいえばパンケエベコロベツになります。エベコロベツ=イペ・コ・ペッ(魚・持っている・川)、イペは魚の他にも食物を指すことから食べ物の豊富な川ということで豊富になっています。

ん〜〜個人的には江部頃別町とかサロベツ町がいいな〜(^^♪ちなみに明治時代は沙流村(サロロ)と呼ばれていました。サロロ=サ・オロ (湿地または茅原・の中)から

原生花園

ビジターセンターのある沿岸バス 原生花園バス停

最後に原生花園のあるビジターセンターによりました。2階には花柄クジラさんの素晴らしき写真がありとっても感動、いいな〜〜♪雰囲気だけでも写真を撮っておくべきでした

その後、隣のレストハウスでごちになりました(^0^)。しまったこっちでも食べものの写真を撮り忘れ、今年の春からなるべく撮っていたのにすぐ忘れるな〜(^^;; 反省 こんな感じで楽しい旅もあっという間にお別れになりました。(涙)もっといっぱいお話したかった・・・・楽しい時間っていうにはいつもあっという間に過ぎるものですね。

早起きは3文の徳(2006年7月撮影)それでは来年までお休みリイシリ。

切符

今回も旅にはいつものこの「抜海道・東日本パス」を利用しました。○がなくても、気持ちさえあれば宗谷にも行けるし楽しい旅があなたを待っているかも!

○が有る方はぜひ飛行機を利用してゆっくり宗谷を満喫しましょう。僕もそのうちこっちの仲間入りを果たしたい(笑)

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