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抜海・勇知アイヌ語地名さんぽ@

利尻

2009年秋、シルバーウィークを利用し稚内市抜海村を訪れました。毎年のように訪れる稚内市抜海村のアイヌ語地名を風景をまぜながら一部ですがご紹介したいと思います。自転車でゆっくり景色を楽しみつつアイヌ語地名を訪ねた2009年秋のアイヌ語地名さんぽ@になります。

併せまして抜海村利尻スケッチ2009@・Aをご覧頂くとより楽しめるかもしれません。続きのようなものですから(笑)

利尻

勇知川にうつる逆さ利尻

さて自転車で浜勇知からちょっと先にある勇知川の河口にきました。今でこそ勇知といえば勇知駅付近の上勇知を思い浮かべますが以前の地図をみれば浜勇知のあるこちらがアイヌ語のユーチにあたる場所でした。アイヌ語のイ・オ・イ(それ・多い・ところ)から来たアイヌ語地名です。それに該当するものは蛇と言われています。

実際この勇知に住んでいた方にお話を伺ったとこと以前は蛇が非常に多かったようです。ちなみにアイヌ語のイは(それ)を意味しますがアイヌにとって畏れ多い蛇などを指す場合が多いようですが以前は鹿の意味でも使われています。勇知一帯は現在もエゾシカの多い地域ですので蛇でなく鹿の可能性もあります。

抜海

夏の勇栄川(エサシヲマナイ)

勇知川よりチャリで南下し夕来との中間地点にある勇栄川を探します。アイヌ語地名の多くは川や小さな沢を意味するものが多数あります。そんなアイヌ語地名の沢が一体どんな沢なのかを確かめるのもアイヌ語地名の楽しみのひとつです。

ただ実際行って見ると写真のように夏場は草に覆われて判別が難しいジャングル状態の小さな沢が多かったりします。雪解けの春のほうが小さな沢は見つけやすい状態といえます(^^;;ちなみにこのエサシヲマナイはアイヌ語のエ・サ・ウ・オマ・ナイ(頭が・浜がわに・ついている・沢)からきたアイヌ語地名です。自転車の私でもうっかり通り過ぎそうな小さな沢ですので車だとたぶん通り過ぎる沢でしょう(笑)

夕来 利尻

夕来(ゆうくる)は利尻がもっとも近く見える場所です。

昔、駅逓のあった夕来にやってきました。ここは宗谷から一番大きく利尻が見える撮影地としても知られています。僻地4級だった地区ですので海岸地区には集落もなく静かです。アイヌ語のユクルーからきた地名でユク・ルー(鹿・道)を意味するアイヌ語地名です。漢字の当て字もいいし利尻もよく見える絶好の場所なのでお気に入りの場所です。

鹿の道というアイヌ語地名があるだけあって、現在もこの付近ではよくエゾシカを見ることができます。道路を横切ることもあるため車の方は運転ご注意くださいませ。さて豊富町との境を目指し自転車を進めます♪

夕来 利尻

9月の抜海村夕来、浜茄子も殆ど実になっていました。

利尻 オネトマナイ

利尻とオネトマナイ川

さて次にやってきたのは、夕来と(稚内市と豊富町の境界にある)境川のちょうど中間ほどにあるオネトマナイ川、利尻にむかって昔ながらの曲がった細い川筋が見えています。地名は現在もカタカナ表記で残って嬉しい地名です。ここは道路に橋もあるので分かりやすい川です。利尻の反対側を見れば昔ながらの川の流れを楽しめます。

抜海 オネトマナイ

昔ながらの姿を見せるオネトマナイ川

さてアイヌ語地名のオネトマナイですが、既存の地名本ではオ・ネ・オマ・ナイ(川尻に・標木・ある・沢)と紹介されたものが多いのですが地形的に見てもあまりそのような標木の集まるような沢には見えません。恐らくはオンネ・ト・オマ・ナイ(大きい・沼に・入る・沢)だったのではないかと思います。一応そのほかオンネ・トマ・ナイ(大きい・湿地・沢)の可能性もあるかもしれません。さてこれから稚内市と豊富町との境界を目指します。

稚内 ユクオマナイ

稚内市と豊富町の境にある境川(写真左)

風もない穏やかな日でしたのであっさり境川までやってきました。もうちょっと頑張って海岸線を走れば稚咲内なのですが本日の目的とは違うためここで引き返します。ここまで来ると利尻も左側のすそが細長くなり抜海から見る利尻と形が次第に違ってきます。まぁ〜どこから見ても素晴らしいお姿の利尻さまには変わりませんが(笑)

ここも利尻撮影の有名な撮影ポイントで夕焼けをバックにした利尻がパンフレットなどに載っている事があります。

この境川ですが現在は全くつまらない河川名にされていますが、この河川にもエキコマナイ(江戸期)オマナイ(明治期)といったアイヌ語地名の河川名がある川でした。できれば戻して欲しいものです。アイヌ語でク・オマ・ナイ(鹿・いる・沢)を意味するアイヌ語地名です。ここから引き返し、夕来経由で兜沼を目指します♪

利尻

さて、夕来の利尻への道まで戻ってきました。青空だといいんですがね。

利尻

夕来から兜沼へ行く途中の道から利尻。

夕来からちょっとした山間部を通り、豊富の兜沼を目指します。写真はオロロンラインからちょっと入った夕来ですが原生林の中に利尻が見え、なんとなくですが昔はこんな風景が宗谷のあちこちで見られたんだろうな〜と思いつつ自転車をこぎました(^^♪

抜海

牛さん横断中、信号は赤です(笑)

あら。。。。いらっしゃいますね。。。

ノシャップ

モ〜北海道らしい♪ぱか〜〜っと青空だったらなぁ。。

ここから先は本当に寂しい道沿いで途中牧場が2〜3軒あったかな。。ぐらいでした。登り道では年寄りらしく、自転車をおりてゆっくり上りました(笑)

サロベツ

登りきってしばらくするとサロベツが広がります♪

サロベツといえば、、、このサロベツのある豊富町大規模草地でNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」のロケが行われました。小学校の頃初めて買って読んだ小説が「坂の上の雲」でした。だからこの場所で撮った黒溝台(沈旦堡)や旅順がどのような映像になるかとても楽しみです♪。。。♪できればもっと回数増やして欲しい素晴らしい大河よりいいドラマです。

サロベツ

広い広いサロベツ。

冬は厳しいこの地ですので猛吹雪のときに黒溝台(沈旦堡)の秋山旅団を描いて欲しいなぁ♪

兜沼

兜沼が見えてきました。

目的の兜沼が見えてきました。遠くには目的のキャンプ場も見えるのですぐにでも着きそうな気がするのですが道がぐるりと遠回りをしているので結構時間がかかりました。

言問の松

兜沼に行く途中には樹齢1000年以上の老木(おんこ)言問の松

言問の松は、最北の厳しい自然を1000年以上も生きている素晴らしい老木です。一見の価値がある素晴らしい木です。目の前には美味しいお食事処として知られる「ミセスロビンソン」さんがあります。ただ待ち時間が長いお店ですので私のようなセッカチ星人には向いてませんね(^^;;

兜沼

兜沼にある旧郵便局

言問の松から4Kほど走り兜沼駅や兜沼集落に来ました。やはりここのお勧めはこの旧兜沼郵便局(現在は資料館)ここは、樺太、眞岡の郵便局で散った9人の乙女を題材にした日本テレビドラマ「霧の火」で眞岡郵便局として使用されました。

終戦記念日が8月15日なので歴史から忘れ去れた状態で非常に残念な状況ですが、ポツダム宣言後も、満州や千島・樺太では激しい戦闘が続きました。特に満州国境や樺太では多くの日本人(一般市民)にも被害が出ており、平和や戦争の悲惨さ無情さなどを知るため、悲惨な戦争を2度と起こさないためにも歴史の事実として若い世代にも教育してほしいものです。

最後はちと硬くなりましたが、続きは兜沼より抜海〜クトネベツ川へと進める予定です。

そのうちA作ります(^^;

抜海利尻スケッチ2009A

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