今回は新旭川〜網走を結ぶ石北本線の旅です。この路線も残念ながらＪＲ北海道の単独維持困難路線で輸送密度は2015年度1141人が2017年度は821人とお荷物新幹線のあおりを受け駅の廃止やローカル列車の削減と他の線区より恵まれていますが決して楽観できる状況ではありません。

今回はその鉄旅2回目、北見から常紋峠を越え、遠軽を目指します。

北見駅で小休止、ふるさと銀河線も無くなり、駅だけがやたら大きく感じます。

待っている間に網走行きの特急おけーつく（ボローツク）号が来ました。4両のうち1両がグリーン車で名前と違って豪華な編成です♪間違ってもガラスキグリーン車だったとは申しません。オホーツク号の奥には北見トンネルが見えます。田舎だし山も無い平地なのになぜに地下化したの？費用対効果を考えさせる不思議なトンネルです。

北見トンネルを抜け、北見の穀倉地帯を走ります。

アイヌ語で峠を意味する、留辺蘂駅に到着。しばらく走れば常紋峠になるので基はその峠に因んだ地名と言えます。

西留辺蘂駅を出ると、ぐっと右にカーブして、いよいよ勾配を登り峠を目指します。以前は、金華（かねはな）駅（旧：奔無加駅・ぽんむか）がありましたが廃駅になり現在は信号場に格下げになっています。

いよいよ山間部に入りゆっくり登ります。

歴史的にも有名な石北本線の常紋峠、詳しくは常紋トンネルの文庫本をお勧めします。タコ部屋労働など建設時のことが分かりやすいです。

上にある建屋が常紋信号場です。今は使ってなさげです。列車はまもなく暗い歴史のある常紋トンネルに入ります。

常紋トンネルを超えると今度は軽快に峠を下ります。

峠を下れば北海道らしい牧歌的な風景が広がります。

集落が現れればそこが生田原（いくたはら）に到着です。

生田原を過ぎても牧歌的な風景が続き車窓が楽しめる区間です。途中には恐らく秘境駅に入る生野（いくの）駅があります。

駅舎や駅舎内の展示物が気になる安国駅に到着。

列車は久々の大都会遠軽駅に到着します。

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