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花咲線車窓の旅 2019A 別寒辺牛湿原
2019年夏、久々に花咲線の旅を楽しみました。ちなみにここもJR北海道の単独維持困難線区で国鉄時代の基準でいえば残念ながら間違いなく廃止対象路線に該当します、ちなみに花咲線の輸送密度は2016年度435人から大幅な列車の削減が響いたのか2017年度は264人と急減しています。 さて、今回は花咲線車窓の旅2回目で茶内〜厚岸間です。この区間、何と言っても糸魚沢〜厚岸間に広がる別寒辺牛湿原が見所です。鉄道が減った北海道ですが敢えて北海道三大車窓をあげるなら、この花咲線からの別寒辺牛湿原、釧網本線の北浜〜知床斜里間の流氷と知床連山、宗谷本線の抜海〜南稚内間の宗谷丘陵と利尻をあげたいです。 現在、地球探索鉄道花咲線の素晴らしいサイトもあり花咲線の動画が楽しめます。
糸魚沢を出るといよいよ花咲線車窓の白眉 別寒辺牛湿原の領域に入ります♪
左右どちらからも別寒辺牛湿原の車窓を楽しめますが海側の方がより楽しめます。
花咲線の列車によってはこの辺りで徐行運転してくれゆっくり車窓を楽します、花咲ノロッコ号みたいなものですね、釧網本線の釧路湿原の車窓よりこちらのほうがよほど車窓的には湿原を楽しめますが知名度と釧路からの距離の影響で観光列車がないのは残念なことです。 |
ちなみに地名の別寒辺牛ですがアイヌ語のぺカンペ・ウシ・ィ(菱の実・多い・処)からきたアイヌ語地名です。実にいい当て字の地名です♪
別寒辺牛湿原を流れる別寒辺牛川ですが途中地図上では2か所ほど糸魚沢方向から流れてきたチライカリベツ川に合流します。ちなみに写真の川はチライカリベツ川と思われます。チライ・カル・ペッ(イトウ・採る・川)からきたアイヌ語地名になります。
厚岸まで別寒辺牛湿原に厚岸湾と最高の景色が続きます、野鳥の宝庫でもあり、行きには写真には残念ながら撮れませんでしたが丹頂さんもいました。
別寒辺牛湿原を楽しむならこの花咲線からの車窓を楽しむからカヌーが一番だと思います。天気が良ければもっといいんですがこんな霧も別寒辺牛らしいと思います。
こちらがたぶん別寒辺牛川がチライカリベツ川と合流する場所。
合流した別寒辺牛川は湿原を流れながら厚岸湾に流入します。
右も左も別寒辺牛湿原の中を快走♪、この糸魚沢〜厚岸間だけでも十分車窓的には堪能できます、クルージングトレインもここを走らないのは路線規格の問題かもしれませんが勿体ないですね。
厚岸湾が近づいて来ました、まもなく別寒辺牛湿原も終わります。
ここまで来ればもう別寒辺牛湿原も終わり厚岸湾が車窓に広がります、まもなく牡蛎で有名な厚岸に到着します、私も昔ここのかきめし食べました。幕の内も食べたことあります♪厚岸からは隣の門静駅までは道路越しが多いですが厚岸湾の車窓を楽しめます。そこから別保までは原生林が続きます、車窓の旅は申し訳ありませんが天気が悪かったので厚岸までで終わります、続きはまた行く機会があれば作りたいです。興味ある人少ないかもしれませんが(笑) |