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天北線さんぽC (松音知〜新弥生)

2011年1月3日、国鉄天北線(音威子府駅〜南稚内駅 148.9K)跡(現:宗谷バス天北線)をさんぽしました。写真が重いこともあり少しずつですが区間を区切りご紹介したいと思います。今回は4回目として松音知(マツネシリ)から新弥生までになります。こんな微妙な場所で区切る人は恐らく今世紀、私だけで終わる可能性があります。できれば私の真似をする方が続出することを願っています(笑)

写真は中頓別のバスターミナル前にある国鉄型キハ22、微妙な色で残されています、でも、この雪が積もった保存状態ではいつまであるか心配です。いつのまにか青空が出てきました。それにしてもこの色、意味不明です??

今回は前回の倍ほど15Kほど進み音威子府より約50K、天北線全体の約3分の1までの紹介を終える予定です。

私がはじめて北海道を感じた天北線、廃線になっても魅力が衰えることはありません。

天北線

一瞬ですがピンネシリの頂上も見えました♪、利尻の次に道北では名峰ではないでしょうか。ピンネシリの写真集もあったら欲しいぐらいです(笑)

天北線

あんまり時間をつぶしていたら、稚内には夜に着きそうです(笑)、現に音威子府で5分ほど前にでた天北線バスには追い抜くどころか離される一方です(爆)、そんな訳で上駒はさっさか通過し中頓に来ました。

写真は天北線中頓別駅跡に建てられた中頓別バスターミナルです。スイスの山小屋風?で奇麗な建物です。

時間は13時、中頓別のB級グルメといえば、今話題の中頓牛に砂金をまぶした「ゴール丼」がありますが、お店が閉まっていました(涙)、結局セイコーマートのカップ麺の安さにつられターミナル内で2個も食べちゃいました(笑)バスは上下4往復しかありませんが、ターミナルには宗谷バス?のおばさんがいました。

※ゴール丼は(大うそ)です。ご注意ください。中頓別のお土産としては「砂金ラーメン」が実在しています。

天北線

上記写真は昭和50年代初頭に撮影された中頓別地区、丸が天北線中頓別駅に該当します。進行左が音威子府方向、右が浜頓別方向になります。「国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省」より引用。

中頓別は頓別川の中流部にあることから名付けられた地です。今でこそ2000名ぐらいの山村にすぎませんが、明治30年代に町内にある頓別川の支流ぺーチャン川=ペンケ・イチャン(川上の・鮭の産卵穴)ピラカナイ=ピラ・カ・ナイ(崖の・上の・沢)ワッカウェン=ワッカ・ウェン・トーウンペッ(水が・悪い・頓別川)やトレロマップ?、一の沢、間の川、中の川などで砂金が見つかりゴールドラッシュになり1万6000人ほどの人口に膨れ上がり、宗谷一の人口を抱えた歴史を持つ町です。

現在もぺーチャン川では夏に砂金採掘体験ができるようです。私もできれば、砂金長者にでもなって、いっぱい道北に来たり樺太に行ってみたいです(笑)

現在の中頓別市街は、明治34年に砂金掘りから農業に転じた楢原氏が初めのようです。当時は頓別原野36線という名で呼ばれていました。現在は過疎化が進み近年、町にあった唯一の高校、中頓別農業高校も廃校されてしまいました。以前、天北線バスに乗っている際に部活動の高校生が結構乗ってきたので、利用者の減少にも拍車をかけていることでしょう(涙)

まぁ〜そうはいっても中頓は、昔ながらの昭和の雰囲気が残る街で、セイコーマートもあるし、酪農の香りもするし、私はそんな中頓別が好きです。

天北線

中頓別ターミナル2階には天北線の資料が展示されています。以前、閉まっていて見れなかったので楽しみにしていましたがズッコケルほどの内容でがっかりでした(涙)鬼志別ターミナルの展示内容と比べると天と地の差が。。。。。まぁ〜行政単位が違うとこうなるんでしょうね。。。

天北線

天北線とは直接関係ありませんが、青空があまりにも美しく思わず新弥生で寄り道しました。北国のたまに見せる青空の色はいつもても美しいものです。5万分の1地形図を見るとこの中央にある一番高い山が珠文岳(しゅぶんだけ・標高761メートル)に該当するようです。

珠文岳ですが、松浦武四郎の東西蝦夷山川取調図にはこの付近の山に「ヒランカンナイノホリ」=ヒラ・カ・アン・ナイ・ヌプリ(崖・の上・ある・沢・山)と記載されています。現在も山より麓へ平賀内川が流れているので武四郎時代は恐らくこの山一帯を総称してヒランカンナイノホリと呼んでいたように思えます。

ところが明治時代の地図を見ると珠文岳には「オロウェンシュプンモトツ」その左側の峰には「オロピリカシュプンモトツ」と記されています。非常に難解な地名でシュプンモトツは正確に訳すことは難しいです。オロウェンシュプンモトツ=オロ・ウェン・スウンモトツ(中が・悪い・シュプンモトツ沢)と一応訳すことはできます。

元々はシュプンモトツ川という川名として使われ、山の名には使われていなかったかもしれませんが、こればかりは何ともいえません。ちなみにオロピリカシュプンモトツ=オロ・ピリカ・シュプンモトツ(中が・美しい・シュプンモトツ沢)といったところだったかもしれません。こちらはあちらに対して川の水が奇麗で美しいことから名付けられたんでしょうね。この明治の地図を元に現在の珠文岳が名付けられていると思われます。

大事なことを忘れていました。明治時代の地図には、手前右端にある山付近に「カムイニンタラ」=カムイ・ミンタラ(熊の・庭)といった地名があります。このサイト名「カムイミンタラ」はこの中頓別にあるカムイニンタラから名付けています。なんと畏れ多き地であることか。。。。。。♪

天北線

新弥生には現在も数軒の酪農家が点在しています。青空も美しく思わず写真を撮りました。この影にもっといいサイロがあるのですがこれ以上は個人の敷地内になるため当然ですが断念しました。

この弥生地区の山側は通称「ハイジの丘」と呼ばれているようです。確かに私にはこの牧歌的な風景が日本で一番マイエンフェルトに近いような気がします。富良野は畑だし、別海は山がないし、十勝には近い風景もありそうですが。。。少なくとも日本の「すいす」歌志内よりかはスイスらしいと思います(笑)

ふくしま歌志内愛好会の私がいうのですから間違いありません♪

天北線

上記写真は昭和50年代初頭に撮影された弥生地区、左の丸が私が撮った写真地点、右の丸が天北線新弥生仮乗降場に該当します。進行左が音威子府方向、右が浜頓別方向になります。「国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省」より引用。

中頓別弥生地区には昭和60年代で5世帯16人ですから、今とあんまり変らないかもしれません。ちなみに天北線内の新弥生・寿駅が弥生地区内の駅になります。弥生地区ですが以前は地内を流れるアイヌ語地名のイチャンナイと呼ばれていたようです(涙)イチャンナイ=イチャン・ナイ(鮭鱒の産卵穴・沢)駅名もどうせならイチャンナイのほうが素敵だったのに♪

天北線

天北線に残る「新弥生駅」跡現在もなんとか板張りのホームが残っています。有名な飛行場駅より状態は悪いですがよく残っていたなぁ〜と感動しました。ノーマークでしたので何か新しい発見のような新鮮さでした。

そういいながら、実は同行して頂いた「くもゆに」さんに教えて頂いたおかげでした(汗)云われなければ気づかなかったでしょうし、夏は草で分からないでしょうし、今の季節だからこそ出会うことができた天北線新弥生駅でした。

4回もやったのにまだ浜頓別まで行かないなんて予想外でしたが今後ものんびり更新します。

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天北線さんぽD(新弥生〜浜頓別)

尚この天北線さんぽでは稚内の知人「くもゆにさん」に大変お世話になりました。バスすら鉄道時代より減った天北線、くもゆにさんのお力がなくてはとてもさんぽは不可能でした。私のワガパパをこころよく受け入れてくれたこと、そして天北線沿線の天候にも深く感謝します。

実はこの日の予定は浜勇知・夕来・オネトマナイ・稚咲内・オトンルイ・サロベツ方面から利尻を見たり、豊富の新しいサロベツ湿原ビジターセンターに立ち寄る予定でしたが利尻が見えませんでしたので大幅に予定を変えさせて頂いたので運よく実現しました(笑)

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